腰・膝いたわりリフォーム

転倒事故になる前に

消費者庁によると、高齢者が転倒事故を起こす場所は意外なことに、住み慣れているはずの「自宅」が一番多く、その数はなんと48%。次に多い「一般道路」の2倍も多く発生しています。

事故は、「滑る」「つまずく」など足元を起因とする事故が多いようです。
体がつらい、きついなと感じたら事故を防ぐ配慮が必要です。

浴室のリフォーム

入浴では立つ座るの繰り返しが多いため、まず、滑りにくい床材を選び、転倒防止を図ります。次に、手すりや椅子を設置し、移動や立ち座りをサポートします。さらに、バリアフリー設計で段差をなくし、出入りを容易にします。

滑りにくい床材

東リ バスナフローレ

エンボス形状と柔らかなクッションの程よい沈み込みで足裏をしっかりグリップし、滑りを防止。転倒時も衝撃を吸収します。見た目も美しく、お風呂の床が生まれ変わります。

またぎやすい高さの浴槽

TOTO サザナ

浴槽の縁が低く設計されており、出入りがしやすくなっています。また、手すりの設置場所が最適化されているため、移動時の支えとして利用できます。ベンチタイプなら浴槽への移動がさらにラクです。

TOTO: https://jp.toto.com/products/bath/udsazana/

トイレのリフォーム

腰を下ろしたり、立ち上がったりが徐々にきつく感じられます。手すりは将来といわず、早めにつけておきましょう。年齢を問わずあると便利です。

タンクレストイレ

TOTO ネオレスト

背後に大きなタンクや手洗いがある従来の洋式便器からタンクレス便器に変更し、別途コンパクトな手洗い器を設置することをおすすめします。便器の前のスペースを広げることで、動作がよりスムーズに行えるようになります。

TOTO: https://jp.toto.com/products/toilet/neorest/plan/

キッチンのリフォーム

体の動きに負担のないキッチンを選びましょう。高齢になると低くかがんで奥のものをとるという動作は膝や腰に負担がかかって難しくなります。引き出しタイプなら上からすべて見渡すことができ、取り出したいものがすぐに見つかります。

踏み台に上らないと中が見えない吊り戸棚もだんだん使いにくくなります。使いやすい高さまで下ろせる昇降タイプの吊り戸棚に変えましょう。洗った食器や食材の一時置きにも便利で調理台をスッキリ使えます。

高さが選べるシステムキッチン

LIXIL リシェル

楽な姿勢で使えるように5種類の高さが用意されています。

LIXIL: https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/hint/system/

自動昇降吊り戸棚

LIXIL オートダウンウォール

スイッチ操作で棚が自動的に昇降。目の前まで下りてくるので、上段も普段使いの収納になります。

LIXIL: https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/parts/parts10/